ハンユジン ボーイズプラネット ボイプラ ファイナル cgv トレカ アイドル

紛れもない一流だ。これまで五百を超える1クール以上の作品を見てきた自分が保証する。アニメ制作会社がこれまで請け負ってきた作品、そのいいところが凝縮されている。これが何を意味するのかは、実際に視聴してのお楽しみだ。それくらい、洗練されていて、完成していて、表現されている。1. 作画　キービジュアルを眺めるに、「安いアニメではない」というのは伝わってきた。かといって鬼滅の刃みたいに、めちゃくちゃにお金をかけているわけでもない。　かけているのは、『人』と『時間』だ。それくらい作画がいい。輝いている。何よりダンスだ。なんと、このシャインポストは、一人ひとりのダンスに違いがある。表情や仕草がちょっと違うとかではなく、明らかに一人の人間がそこに生きている！　それくらい、各人の踊りには違いがある。表現してしまっている。ここまでリアルに描写しているのはシャインポストぐらいのものだろう。　作画の崩れもない。おそらくだが、当アニメ専任のスタッフが時間をかけて丁寧に作っている。だから崩れないし、回を重ねるごとに上手くなっていくし、ダンスもリアルさを増していく。　例としては、ダンスの上手くない子が、ぎこちないながらも必死で踊ろうとしている姿や、安定感バッチリで振り付けをこなす子や、全体の動きを見て自分を流れに合わせようとする玄人な子や……見ればわかる。2. 脚本　無理のない作りを基本としている。派手さはなくて、しんみりと、時にはゆったりと時間が流れていく。緩急が適度についていて、退屈さはない。それで、気が付いたら20分が過ぎている。　本当にいいものは、自分の感性と一体化する。白いご飯などは典型的だろう。それ自体にそこまで濃い味はないけれども、気が付いたら茶碗一杯が無くなっている。食べている間の記憶はなくて、ただしんみりと幸せな味覚が脳裏に漂っている。　いや、実をいうと、ご都合展開などと呼ばれるものや、こじつけみたいな部分や、異常なまでの便利キャラに仕上がったファンなど、おかしい点はいくつかある。でも、問題はない。面白いからだ。面白いから、そういった矛盾は気にならなくなる。　いや、これは逆だ。もし、とあるエンタメ作品を見ていて、途中で矛盾が気になって、つまらなくなった――ということは、あなたにとってはそれが面白くなかったのだ。だから、その次に矛盾を気にしてしまう。この作品が嫌いだという理由付けがほしくて、自分で自分を騙してしまう。　どれだけ矛盾があろうと、それを超えるだけのストーリーを提供できればいい。鬼滅の刃などはその最たるものだ。3. 人間同士の関係性　ファンとアイドルとの間には、とてつもないレベルの溝がある。溝なんてものじゃない。マリアナ海溝レベルの深淵が両者の間に走っている。　近年では、その狭間は段々となくなっているように感じる。十数年ほど前からは、会いに行けるアイドルという路線をどの会社も採っているように思える。　でもやはり、深淵がある。ファンとアイドルとの間には。その深淵を乗り越える過程を描くこともまた、アイドル作品の面白い点のひとつだ（推しが武道館いってくれたら死ぬ）。　基本は、愛だと思う。序盤の方では、ファンとアイドルがそれぞれに密かな感情を持ち合うところが描かれている。これがまたもどかしくて、じれじれとしていて……最後には、お互いの行動を通じてわかりあう。直接言葉で表すのではなく、キャラクターの行動で心の接近を表している。不覚にも涙してしまった。いろんな感情が伝わってくる。その度に、またいい作品に出会えてよかったと幸運に感謝することになる。今季アニメにおいては、『異世界おじさん』や『リコリス・リコイル』が頭ひとつ抜けて人気のようだ。実際に面白いと感じる。この『シャインポスト』も、今季アニメではダントツにお勧めしたい一作だ。とりあえず、何も考えずに４話まで視聴してほしい。あなたの時間を投じるにふさわしい作品だったなら幸いだ。

2023/06/03 21:37

高校生活を謳歌していない主人公が他力本願でアイドルに！という斜め下あたりからのスタート。奇をてらう狙いでしょうが…軽く違和感が。変化球的な面白さはある1話でしたが、次話以降、ありがちなストーリーになってしまわないことを願います。

2023/06/03 21:29

・内容がまとも・絵が綺麗今までのアイドルものはヲタク向けって感じがしたがこれは正統派な感じで見れる応援したくなる内容だった

2023/06/03 20:50

よくもまぁ相変らずつまらないアイドル物を作るもんだと感心してしまいます。　需要があるから制作されるのでしょう、楽しめる方だけ楽しめばＯＫかと思います。　自分は早々にギブです。

2023/06/03 19:38

ソニーミュージックの若手俳優さんを声に起用したアイドル物のアニメです。同時進行でリアルライブ等を行なっています。背景美術が非常に綺麗で、キャラクターの描写もそれぞれが過去どんな事があって今アイドルを目指しているかが真摯に描かれています。唯一11話の野球回が個性的過ぎるモブキャラにより若干ノイズが入りましたが（苦笑）おおよそそれ以外は脚本も良い。出てくるキャラの殆どが努力家で真面目で前向きなので観ていて癒されて元気になります。楽曲もどれもレベルが高く、これまで彼らを見守ってきた視聴者として、作品内のファンと同一化してしまい12話のライブシーンでは感動して泣きながら手拍子を打ってしまいました。とにかく観て前向きに元気を貰えるアニメ。是非最終話まで彼らと一緒に走り抜けて頂きたいと思います。全12話というのは終わってしまうと短く感じますが新たに観てみようと思う人にはこれくらいがいいのかもしれません。二期も期待しています。

2023/06/03 19:03

5話迄視聴しての感想です。この手の(アイドルもの)作品は往々にして「キャラの人気を立てることを先行させすぎ」なきらいがありますが、当作品は(「『アイドル』という存在からくるもの」は当然ありとして)それがことさらに強調はされず、丁寧に話の背景を描いてくれています。主人公たちも決して天才ではありませんし、所謂”スポコンもの”と通じるものも感じ取れます。派手さはないのですが、しっかりとした作りの作品で非常に好感が持てます。是非観て頂きたい作品です。後、余談ですしあくまで主観の話ですが、万里君の「恥ずかしさから普段でもマスクを着ける」設定、制作が開始された頃合いを考えると、この設定は変更し、別の手法で万里君の性格を表現することも可能であったはずですが、そのまま放送されていることからして、今の日本に対する強烈な意趣返しの意図を制作サイドから感じます！私の信条とも合致しており、その意味では非常に痛快です。

2023/06/03 14:17